今回は、「記憶」についてお送りしたいと思います。
「記憶」には色々な種類があるんですよ。
皆さまに知っていただけると幸いです。
＜記憶の種類＞
記憶は心理学的分類では
・感覚記憶 ・短期記憶 ・長期記憶
の3つに分類されます。
＜感覚記憶とは＞
・最も保持期間が短い記憶。
・各感覚器官に特有に存在し、瞬間的に保持され意識されません。
・入力された刺激情報はまず感覚記憶として保持されます。その中で注意を向けられた情報だけが短期記憶として保持されます。
＜短期記憶とは＞
・保持期間が数十秒程度の記憶。
・一度に保持される情報の量に限界があることが特徴です。
・作業記憶（ワーキングメモリー）は短期記憶に含まれます。
＊作業記憶（ワーキングメモリー）＊
作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力。この機能は会話、読み書き、計算など日常のあらゆる判断や行動に関わっています。
＜長期記憶とは＞
・短期記憶に含まれる情報の多くは忘却され、その一部が長期記憶として保持されます。
・長期記憶は保持時間が長く、数分から一生にわたって保持されます。
・長期記憶には、陳述記憶（エピソード記憶、意味記憶）と非陳述記憶（手続き記憶、プライミング、古典的条件付け、非連合学習）があります。
＜長期記憶の種類＞
・陳述記憶
イメージや言葉として意識上に内容を想起し、その内容を言葉で説明できる記憶。
・非陳述記憶
意識上に内容を想起できない記憶で、言葉などを介してその内容を説明できない記憶。手続き記憶、プライミング、古典的条件付け、非連合学習があります。
次回は陳述記憶と非陳述記憶について、さらに説明していきますね！
