ことリハのブログ

コミュニケーション障害でお困りの方に、オンラインでリハビリを提供しています🍀

「脳疲労」ってどんな状態⁈

今回は、「脳疲労」についてお送りします。

疲労脳卒中などの脳損傷を起こされた方の多くにみられる症状です。

疲労との付き合い方を知っていただき、皆さまが生活しやすくなる参考になれば幸いです。

 

<脳疲労とは>

疲労は脳の易疲労性とも言います。

脳出血脳梗塞などの脳卒中や頭部外傷による脳外傷などで脳が損傷された後にみられるもので、脳損傷前に比べると脳が疲れやすい状態になっていることを指します。

急性期によくみられる症状ですが、リハビリの難易度が上がったときや、自宅に退院した直後、復職や復学など生活に大きな変化があったときなどに顕著にみられたりします。

 

<脳疲労でみられる症状>

・頭がボーっとする

・集中できない

・ミスが増える

・姿勢を保てない

・強い眠気に襲われる

・相手の話していることが理解しにくい

・言いたい言葉がスムーズに出ない

・ろれつが回りにくくなる

・感情的になりやすい   など

 

<脳疲労とうまく付き合う方法>

・慣れないものは短時間から始める

・こまめに休憩をとる

・疲れを感じたら無理に続けない

・疲れに自分で気づきにくい時は、周囲の人に声をかけてもらう

・いっぺんにたくさんのことに取り組まないようにする

・どれくらいで脳疲労がみられるのか本人も周囲の人も把握しておく

 

<脳は頑張っています>

脳を損傷すると、損傷した部分は今の医学では再生されないため、損傷していない残された正常な部分で様々なことを行っています。

例えば、脳の30%を損傷したら、100人でやっていた仕事を70人でやっているような状態です。

ですから脳は自ずと疲労しやすくなります。

ご自分の脳疲労の状態に合わせた工夫が必要です。

慣れてくると脳疲労しにくくなってくる方も多いので、長期的に様子を見ることも大切です。

 

生活期で大切なことって何⁈

今回は、「生活期で大切なこと」についてお送りします。

皆さまの生活期がより良いものになる参考になれば幸いです。

 

<生活期とは>

リハビリの視点から言う「生活期」とは、回復期(発症から半年くらい)以降のことを指すことが多く、リハビリ病院などを退院して

日常生活を送っていく時期のことを言います。

その方の人生が終わるまでが生活期です。

生活期に入られてからもリハビリをがんばっていらっしゃる方も多いですよね。

 

<病前の自分や他人と比べすぎない>

障害をお持ちになると、どうしてもできなくなったことに目がいってしまい、病気をする前の自分や他人と比べてしまうことも多いと思います。

ですが、人間はそもそも一人一人違いますし、同じじゃなくてもいいと思います。

障害を個性と捉えてみてはいかがでしょうか。

その個性を持った自分と上手く付き合っていきながら、人生を楽しんでみましょう。

 

<良き相談相手を持つ>

障害をお持ちになると、病気をする前とは違った不安や悩み、困り事があると思います。

また、一人で解決することが難しい問題もありますよね。

そんな時に、相談しやすい相手がいることはとても大切なことです。

ご家族、ご友人、リハビリのスタッフなど、この悩みはこの人なら話しやすいという良き相談相手がいるといいですね。

 

<自分の人生を楽しむ>

「病前の自分のようになる」のような「こうなりたい」という目標をもってリハビリを頑張っている方も多いと思います。

もちろんそのことはとても素晴らしいことなんですが、目標達成だけに目を向けてしまうと、日々が辛くなってしまうこともあると思います。

目標に向かいつつも、今生きている日々も大切にして欲しいと思います。

日々の中に楽しみを見つけながら人生を豊かにしていきましょう。

 

<生活期のリハビリで大切なこと>

生活期のリハビリで大切なことは、リハビリを受けることでその方の人生が豊かになることだと思います。

リハビリを受けることで生活がしやすくなったり、楽しみが増えたり、目標を達成できたり、リハビリの時間そのものが楽しかったり。

また、日々生まれる悩み事や困り事を相談し、一緒に解決していくことも生活期のリハビリの大切な役割だと思います。

 

オンラインことばのリハビリ「ことリハ」では、お一人お一人の人生に寄り添ったリハビリを心がけています。

コミュニケーション障害などでお困りの方やリハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい♡

 

高次脳機能障害との上手な向き合い方とは⁈

今回は、高次の右記の障害との上手な付き合い方についてお送りします。

高次脳機能障害の当事者の方や周囲の方が、少しでも生活しやすくなる参考になれば幸いです。

 

<人として向き合う>

高次脳機能障害の方と接する家族や周囲の人は、どう接していいか、どう対処すればいいか分からなくなってしまったりすることもあると思います。

そういう時、高次脳機能障害ばかりに目がいきがちで、「その人」を見ることを忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。

できないことばかりに目を向けるのではなく、一緒にできることを探していきましょう!

障害を持っていてもできることはあります☺

 

<回復は長期的>

失語症と同じく、高次脳機能障害の回復には長い時間を要します。

認知症を合併すると回復が難しくなることもありますが、リハビリを続けることで機能を維持することは可能です。

変化が小さくなっても機能を維持することは、今の生活を長く続けるためには大切です。

日々の生活でやっていることがリハビリになり、回復につながることも少なくありません。

長期的にリハビリを続けることをお勧めします。

高次脳機能障害ってどんな風に捉えたらいいの⁈

今回は、高次脳機能障害の捉え方についてお送りします。

皆様が高次脳機能障害の方と接するときのヒントになれば幸いです。

 

高次脳機能障害とは>

高次脳機能障害とは、脳梗塞脳出血、脳外傷などの脳の損傷が原因で、脳機能のうち、言語や記憶、注意、情緒、行動、学習、判断、知覚といった認知・精神機能に起こる障害です。

高次脳機能障害の患者さんは、全国に50万人くらいいると推定されています。

 

高次脳機能障害と他の機能との関係性>

高次脳機能は脳の他の機能、つまり運動機能や知覚機能、さらに全身状態と影響を及ぼし合っています。

ですから、高次脳機能障害の症状が単独で出るわけではなく、全身状態や運動機能、知覚機能の影響も受けます。

どこまでが高次脳機能障害による症状で、どこからがそれ以外の要因によるものなのかの判断は、厳密には難しいんです。

 

<現状の把握が大切>

高次脳機能障害の方と接するときにまず大切なことは、今、何ができて、何ができないのかを把握することです。

どんな高次脳機能障害があるのかを知ることはもちろん大切ですが、原因が一つではなく線引きできないこともあるため、生活の中でできることとできないことを明確にし、理解することが大切です。

一人でできないことも、誰かと一緒ならできる場合もありますよ。

 

<一人の人ととして捉える>

高次脳機能障害について知り、理解することはとても大切なんですが、それ以上に大切なことは、障害ばかりに目を向けず、高次脳機能障害を持っている方を一人の人として捉えることです。

高次脳機能障害もその方の個性というように捉えていただき、接し方、対応の仕方を考えていただくと良いと思います。

 

お互いを理解することで、当事者の方も、関わる人も、生活しやすくなってきますよ♡

 

リハビリの期限って何?

今回は、リハビリの期限についてお送りします。

リハビリの期限がきてしまいお困りになる方もいらっしゃると思いますが、リハビリを続けられる方法もあります。

リハビリを続けたい皆さまやご家族様の、参考になれば幸いです。

 

医療保険でのリハビリには期限があります>

病院など医療保険でのリハビリには、疾患によって期限が決められています。期限いっぱいまでリハビリができる場合もあれば、医師の判断で期限の前にリハビリが終了になる場合もあります。(退院と同時にリハビリが終了になるなど)

 

失語症高次脳機能障害は期限が延長される場合も>

医療保険では、構音障害は150日、失語症高次脳機能障害は180日というリハビリの期限がありますが、失語症高次脳機能障害は医師の判断によっては期限を超えてのリハビリ継続が許されています。(医師が今後も回復の見込みがあると判断した場合)

しかし、リハビリの時間に制限があります。(期限を超えると、月13単位=260分までとなります)

 

介護保険のリハビリと自費リハビリ>

医療保険でのリハビリが終了となり、リハビリを受けるところがなくお困りになる方が多いというのが現状です。

そのような方の選択肢としては、介護保険でのリハビリと自費リハビリがあります。

介護保険のリハビリは、介護認定を受けていなければ利用できません。

自費リハビリは、どなたでも利用できます。

 

<自費リハビリは期限がありません>

介護保険のリハビリは、介護認定によって決まった「介護度」によって、どれくらいリハビリが受けられるのか、頻度や時間の長さが決まってきます。

自費リハビリは期限や回数・時間の制限がなく、お一人お一人のご希望に合わせて、納得いくまでリハビリができることができます。

お一人お一人がご自分に合ったスタイルでリハビリを受けられると良いですね。

 

コミュニケーションのリハビリを続けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい♡

 

「FAST」って何?

今回は、「FAST」についてお送りします。

FASTは脳卒中の発症に気づくために大切な知識ですので、皆さまに知っていただき、もしもの時にお役立ていただければ幸いです。

 

<FASTとは>

FASTとは、脳卒中脳出血脳梗塞)を起こしたときに初期にみられる症状と、取るべき行動のことです。

①~③の症状が一つでもみられたら④の行動を取りましょう。

 

①Face(顔)

・顔の片側が歪ゆがむ

・顔の片側が下がる

・片方の口角からよだれが流れ出る

 

②Arm(腕)

・片腕に力が入らない

・両腕を前にまっすぐに伸ばそうとすると、片腕が上がらなかったり、上げた状態をキープできない

 

③Speech(話す)

・言葉が出てこない

・ろれつが回らない

・短い言葉も話せない

 

④Time(発症時刻)

・発症に気付いたら発症時刻を確認して、すぐに救急車を呼ぶか受診しましょう!

・早く治療するほど、後遺症が軽くなる可能性が高くなります。

 

普段からFASTを頭に入れておいて、いざというときに迅速な行動をとれるようにしたいですね。

 

「ワーキングメモリ」って何?

今回は「ワーキングメモリ」についてお送りします。

ワーキングメモリは、私たちが生活していく上で大切な働きをしています。

皆さまにワーキングメモリについて知っていただけますと幸いです。

 

<ワーキングメモリは記憶の一種>

ワーキングメモリは作業記憶、作動記憶とも呼ばれます。

前頭葉前頭前野の働きの一つで、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し、処理する能力で、私たちの行動や判断に影響しています。

なかなか馴染みのない言葉ですが、実は私たちの日常に深く関係している機能なのです。

 

<ワーキングメモリは日常生活を支えている>

ワーキングメモリは、会話や読み書き、計算などの基礎となる、私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。

ワーキングメモリの役割は、入ってきた情報を脳内にメモ書きし、どの情報に対応すればよいのか整理し、不要な情報は削除することです。

私たちはワーキングメモリの働きによって、瞬時に適切な判断を行うことができます。

 

<ワーキングメモリが低下するとみられる症状>

・会話のとき、相手が話した内容を頭に留めておくことができない

・読書などで、前に書いてあった内容を頭に留めておくことができない

・計算が苦手になる

・電話で話しながらメモが取れない     

・書き写すことが遅くなる    など

 

ことリハでは、ワーキングメモリの低下に対するリハビリも行っています。

お困りの方は、ぜひご相談下さいね。