ことリハのブログ

コミュニケーション障害でお困りの方に、オンラインでリハビリを提供しています🍀

騒音は脳に良くないって本当⁈

今回は、「騒音は脳に良くない」というお話をお送りします。

騒音は耳だけでなく脳にも悪影響があるそうです。

参考にしていただけますと幸いです。

 

<騒音で難聴になることのリスク>

加齢も聴力が低下する一因ですが、騒音(大きな音)によって難聴になる人が増えてきています。

研究によって、難聴になると認知機能が低下する確率が30~40%高くなることが分かっています。

また、聴力が低下した人は脳の質量が減っていることが分かったという報告もあります。

 

<耳を守って脳も守りましょう>

1週間に15分以上105dB(デシベル)を超える騒音にさらされると耳にダメージを負うと言われています。

また、80dB以上の騒音に1日に数時間さらされるのも聴力には有害なんだそうです。

(ちなみに日常会話は60dB、車のクラクションは110dBくらいだそうです)

騒がしい環境では耳栓などをつける、音楽やテレビのボリュームを大きくし過ぎない、時には耳を休めるなど、日頃から気をつけましょう。

 

耳の健康を保って、脳の健康も保っていきたいですね!

 

歌うことは脳に良いって本当⁈

今回は、「歌うことは脳に良い」についてお送りします。

生活の中に歌うことを取り入れて、脳を健康に保っていきましょう。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

 

<歌を歌って記憶力アップ♪>

歌うことは知性や創造性、感情、記憶力に関わると言われています。

ある情報を歌にして歌ったり、メロディーやリズムをつけたりすることで、その情報を記憶しやすくなります。

最近の研究では、歌うことで脳の記憶に関わる部分が刺激されることが分かっています。

 

<歌うことは認知症にも効果的>

最近の研究では、歌うことによる精神安定作用と、快楽を与える神経伝達物質を放出して気分を高揚させる作用の両方が指摘されています。

また、認知症により脳の一部が損傷している場合でも、歌うことで記憶が保持できることがあることも分かってきています。

歌を頻繁に歌う人は作業記憶に優れ、より効率的に情報を処理できるという研究もあるそうです。

 

歌を歌って、元気に過ごしたいですね!

 

脳にとって散歩と会話は最高の組み合わせって本当⁈

今回は、散歩と会話は脳に良いというお話をお送りします。

散歩と会話を同時に行うことで脳に良い効果がもたらされますよ!

 

<身体面と頭脳面を同時に働かせましょう>

問題を解くなど、考えることで脳を使うことは脳にとって良いことですし、体を動かして体を鍛えることも良いのですが、それらを同時に行うとさらに効果が得られることが研究によって示されました。

脳の機能を高める方法の一つは、身体面と頭脳面を一緒に鍛えることです。

頭脳面と頭脳面を同時に働かせるよりも脳に良い効果があるとされています。

 

<早歩きをしながら頭を使いましょう>

せっかく行うなら、散歩はやや早歩きで行うのがお勧めです。

そして、頭を使うのは会話でも良いのですが、しりとりや計算(暗算)、なぞなぞを出し合う、語想起(テーマに合った言葉を思い浮かべる)などを行うのもお勧めです。

認知症予防や脳活としてお勧めですので、ぜひ、日常の中に取り入れてみて下さい♪

 

体も頭も使って脳を元気に保っていきたいですね!

 

失語症のリハビリは「長期的」が大切って本当⁈

今回は、「失語症のリハビリは長期的が大切」というお話をしたいと思います。

失語症の方やご家族様、失語症に関わる方の参考になれば幸いです。

 

失語症の回復は長期的>

失語症は年単位の長期的な回復がみられるといわれています。

また、リハビリを受けている方の方が長期的に回復が続く方が多いです。

ことリハのオンラインリハビリを受けていらしゃる失語症の患者さんも、発症から数年経っていても未だに回復がみられていますよ。

 

失語症の回復はゆっくり>

失語症は、発症から半年くらいは回復の変化が大きいことが多いのですが、その後は回復が緩やかになってきます。

しかし、回復が緩やかになってもリハビリを続ければ、回復が長期的に続く方が多いのです。

また、生活に合わせたリハビリを行うことで、コミュニケーションが取りやすくなってきます。

 

失語症のリハビリは機能維持も大切>

失語症の方の中には、リハビリをやめた後また話しにくくなってしまったと感じる方がいらっしゃいます。

言語機能も身体機能と同じで、使わなければ機能低下してしまうのです。

会話をする機会が少ない方などは、機能維持の意味でも長期的なリハビリが大切です。

 

失語症でお困りの方やリハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい♡

 

「脳疲労」ってどんな状態⁈

今回は、「脳疲労」についてお送りします。

疲労脳卒中などの脳損傷を起こされた方の多くにみられる症状です。

疲労との付き合い方を知っていただき、皆さまが生活しやすくなる参考になれば幸いです。

 

<脳疲労とは>

疲労は脳の易疲労性とも言います。

脳出血脳梗塞などの脳卒中や頭部外傷による脳外傷などで脳が損傷された後にみられるもので、脳損傷前に比べると脳が疲れやすい状態になっていることを指します。

急性期によくみられる症状ですが、リハビリの難易度が上がったときや、自宅に退院した直後、復職や復学など生活に大きな変化があったときなどに顕著にみられたりします。

 

<脳疲労でみられる症状>

・頭がボーっとする

・集中できない

・ミスが増える

・姿勢を保てない

・強い眠気に襲われる

・相手の話していることが理解しにくい

・言いたい言葉がスムーズに出ない

・ろれつが回りにくくなる

・感情的になりやすい   など

 

<脳疲労とうまく付き合う方法>

・慣れないものは短時間から始める

・こまめに休憩をとる

・疲れを感じたら無理に続けない

・疲れに自分で気づきにくい時は、周囲の人に声をかけてもらう

・いっぺんにたくさんのことに取り組まないようにする

・どれくらいで脳疲労がみられるのか本人も周囲の人も把握しておく

 

<脳は頑張っています>

脳を損傷すると、損傷した部分は今の医学では再生されないため、損傷していない残された正常な部分で様々なことを行っています。

例えば、脳の30%を損傷したら、100人でやっていた仕事を70人でやっているような状態です。

ですから脳は自ずと疲労しやすくなります。

ご自分の脳疲労の状態に合わせた工夫が必要です。

慣れてくると脳疲労しにくくなってくる方も多いので、長期的に様子を見ることも大切です。

 

生活期で大切なことって何⁈

今回は、「生活期で大切なこと」についてお送りします。

皆さまの生活期がより良いものになる参考になれば幸いです。

 

<生活期とは>

リハビリの視点から言う「生活期」とは、回復期(発症から半年くらい)以降のことを指すことが多く、リハビリ病院などを退院して

日常生活を送っていく時期のことを言います。

その方の人生が終わるまでが生活期です。

生活期に入られてからもリハビリをがんばっていらっしゃる方も多いですよね。

 

<病前の自分や他人と比べすぎない>

障害をお持ちになると、どうしてもできなくなったことに目がいってしまい、病気をする前の自分や他人と比べてしまうことも多いと思います。

ですが、人間はそもそも一人一人違いますし、同じじゃなくてもいいと思います。

障害を個性と捉えてみてはいかがでしょうか。

その個性を持った自分と上手く付き合っていきながら、人生を楽しんでみましょう。

 

<良き相談相手を持つ>

障害をお持ちになると、病気をする前とは違った不安や悩み、困り事があると思います。

また、一人で解決することが難しい問題もありますよね。

そんな時に、相談しやすい相手がいることはとても大切なことです。

ご家族、ご友人、リハビリのスタッフなど、この悩みはこの人なら話しやすいという良き相談相手がいるといいですね。

 

<自分の人生を楽しむ>

「病前の自分のようになる」のような「こうなりたい」という目標をもってリハビリを頑張っている方も多いと思います。

もちろんそのことはとても素晴らしいことなんですが、目標達成だけに目を向けてしまうと、日々が辛くなってしまうこともあると思います。

目標に向かいつつも、今生きている日々も大切にして欲しいと思います。

日々の中に楽しみを見つけながら人生を豊かにしていきましょう。

 

<生活期のリハビリで大切なこと>

生活期のリハビリで大切なことは、リハビリを受けることでその方の人生が豊かになることだと思います。

リハビリを受けることで生活がしやすくなったり、楽しみが増えたり、目標を達成できたり、リハビリの時間そのものが楽しかったり。

また、日々生まれる悩み事や困り事を相談し、一緒に解決していくことも生活期のリハビリの大切な役割だと思います。

 

オンラインことばのリハビリ「ことリハ」では、お一人お一人の人生に寄り添ったリハビリを心がけています。

コミュニケーション障害などでお困りの方やリハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい♡

 

高次脳機能障害との上手な向き合い方とは⁈

今回は、高次の右記の障害との上手な付き合い方についてお送りします。

高次脳機能障害の当事者の方や周囲の方が、少しでも生活しやすくなる参考になれば幸いです。

 

<人として向き合う>

高次脳機能障害の方と接する家族や周囲の人は、どう接していいか、どう対処すればいいか分からなくなってしまったりすることもあると思います。

そういう時、高次脳機能障害ばかりに目がいきがちで、「その人」を見ることを忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。

できないことばかりに目を向けるのではなく、一緒にできることを探していきましょう!

障害を持っていてもできることはあります☺

 

<回復は長期的>

失語症と同じく、高次脳機能障害の回復には長い時間を要します。

認知症を合併すると回復が難しくなることもありますが、リハビリを続けることで機能を維持することは可能です。

変化が小さくなっても機能を維持することは、今の生活を長く続けるためには大切です。

日々の生活でやっていることがリハビリになり、回復につながることも少なくありません。

長期的にリハビリを続けることをお勧めします。