今回は、「誤嚥」についてお送りします。
嚥下機能（飲み込みの力）は40代から徐々に低下し始めると言われていますので、誤嚥は他人事ではありません。
誤嚥について知っていただけますと幸いです。
＜誤嚥は食べ物などが気管に入ってしまった状態＞
誤嚥とは、食べ物、飲み物、唾液などが喉を通過して、本来であれば食道に入るべきところで気管に入ってしまうことです。
気管に食べ物や飲み物、唾液などが入ろうとしたときに「むせ」が生じます。
＜「むせ」は大切な防御反応＞
むせるのは良くないと思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、「むせ」は私たちを守る大切な防御反応
なんですよ。
「むせ」は、気管に侵入してしまったものを排出しようとする反応なんです。
よくむせる人は、それだけ誤嚥しそうなことが多いということです。
よくむせる方は嚥下機能が低下し、誤嚥しやすくなっている状態ですから、これ以上嚥下機能が落ちないよう嚥下障害予防に取り組むと良いでしょう。
嚥下機能の低下が気になる方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。
