今回は、失語症の症状の一つ「失読・失書」についてお送りします。
失語症について、さらに知っていただけますと幸いです。
<失読とは>
失読とは、文字を音読できない状態です。
文字を音読できなくても文字の意味は理解できる場合もあります。
文字を音読できず、文字の意味も理解できない場合もあります。
文字の音読は可能でも、文字の意味を理解できない場合もあります。
<錯読とは>
錯読とは、文字を誤って音読してしまう状態です。
錯読にはいくつかの種類があります。
(例)
・猫を「犬」と錯読 → 意味性錯読
・手紙を「てまみ」と錯読 → 音韻性錯読
・林を「森」と錯読 → 形態性錯読
・タンスを「ダンス」と錯読 → 類音性錯読
失読と同じく、錯読も、文字の意味理解ができている場合と、できていない場合があります。
<失読や錯読がみられる方と接するときのポイント>
・音読できなくて困っているときは、一緒に音読してあげましょう。
・読書などで音読することを楽しんでいる時は、錯読がみられてもあまり指摘しないで見守ってあげましょう。
・リハビリとして音読している時や、本人が錯読を直したいと思っている場合には、誤りを指摘してあげて、正しい読み方を教えてあげましょう。
失語症でお困りの方や失語症のリハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さいね♡