ことリハのブログ

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高次脳機能障害の方が悲しいと感じること

今回は、高次脳機能障害の方が悲しいと感じることについて、お送りしたいと思います。

皆さまに高次脳機能障害についてご理解いただき、高次脳機能障害に方に寄り添っていただけますと幸いです。

 

<怠けていると勘違いされる>

高次脳機能障害の「易疲労性」や「意欲の低下」があると、自分から何かを始めることが難しかったり、始められたとしても続けることが難しいことがあり、周囲の人から「怠けている」と思われてしまうことも。

しかし、これは本人が怠けたくてそうしているのではなく、あくまで病気の症状ですから、周囲の人は理解してあげましょう。

 

<性格が変わったと思われてしまう>

高次脳機能障害の「自己抑制の低下」では、感情や行動の抑制が上手くいかなくなるため、周囲の人から「気が短くなった」「怒りっぽくなった」と思われてしまうことも。

しかし、それは高次脳機能障害のせいで、性格が変わったわけではないのです。

周囲の人は、その人らしさは変わっていないと理解して関わって下さいね。

 

<真面目に取り組んでいないと思われる>

高次脳機能障害の「注意の低下」があると、一生懸命取り組んでいても見落としやミスがみられることがあり、周囲の人に「真面目に取り組んでいない」と勘違いされてしまうことがあります。

周囲の人は、注意の低下も病気の症状の一つとご理解していただき、適切なサポートや前向きな声掛けをお願いします。

 

高次脳機能障害についてご理解いただくと、周囲の方も高次脳機能障害の方も、お互いに生活しやすくなります♡