ことリハのブログ

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失語症と認知、判断、記憶の関係性について

今回は、失語症と認知や判断、記憶の関係性について、お送りしたいと思います。

失語症の方について、皆さまに正しく理解していただけると嬉しいです。

 

失語症になっても認知や判断力、記憶力は低下しない>

失語症だけでは認知や判断力、記憶力は低下しません。

しかし、失語症の方は、言語面(聞いて理解する・話す・読んで理解する・書く)に障害をお持ちのため、認知や判断力、記憶力が低下していると誤解されることがあります。

失語症のみでは認知や判断力、記憶力は低下しないと覚えてくださいね!

 

<合併することはあるのでご注意を!>

失語症のみでは認知や判断力、記憶力は低下しませんが、失語症認知症や注意障害、記憶障害などが合併すると、認知や判断力、記憶力の低下がみられます。

失語症の方で、言葉に関係のない部分で認知や判断、記憶が低下していると感じられる場合には、認知症や注意障害、記憶障害を合併している可能性が高いです。

 

<正しい接し方を♡>

失語症の方が傷つくことの一つに「子供扱いされること」があります。

失語症の方は、言葉が不自由になっていますが、年齢相応の考える力や判断力、記憶力はお持ちですし、病前と変わらず礼節を保った

行動をとることもできます。性格などのその人らしさも変わりません。(障害を負ったことにより、落ち込んだり、怒りやすくなるなることはります)

ですから、失語症の方と接するときは、言葉の面の配慮は必要ですが、それ以外は今まで通りの接し方をして下さいね。

 

失語症でお困りの方、また、失語症の方のご家族様でお困りのことがある方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい♡